スペシャリスト

グローバルリスクならAIG損保、その所以を今日も磨く(若尾 俊之)

若尾 俊之 |Toshiyuki Wakao
AIG損害保険株式会社
企業賠償損害サービス部⻑兼ファイナンシャル損害サービス部⻑
兼 海上保険損害サービス部⻑

1996年4⽉旧AIU損害保険株式会社に⼊社。和⽂約款、英⽂約款、国内外を問わず企業系の数々の⾼額且つ複雑難解な事案を担当。また、マネジメントとして指揮をとってきた企業賠償損害サービス分野のスペシャリストであり第⼀⼈者。また多くの新商品や新特約の開発にも深く関わってきたほか、AIG Global ExecutivesとのコミュニケーションにおいてもAIG損保の先頭に⽴ち牽引している。

世界が常に変化し続けるのと⽐例するように、企業におけるリスクやお客さまのニーズも刻⼀刻と変わっていきます。私たちはその変化に対応をして、お客さまが満⾜できるサービスを提供していかなければいけないと常に考えています。

私は、1996年にAIG損保の前⾝であるAIU損害保険株式会社に新卒で⼊社しました。⾃動⾞保険損害サービスを担当した後、31歳の時に企業賠償損害サービスの部署へ異動となり、以降リスクファイナンス⼀筋でキャリアを進めてきました。

現在は、企業賠償損害サービスに加え、ファイナンシャル(経営保険)損害サービスと海上保険損害サービスの3部署を束ねる部⻑職として、事業フィールドを海外へ広げグローバルにビジネスを展開する法⼈の皆さまに対して、損害サービスのご⽀援をしています。

私の主な業務内容は、海外ビジネスをはじめ⼤きなビジネスにおける、もしもの事故時にビジネスディシジョンの観点も含めた被害を最⼩限に抑えるご⽀援になりますが、⽇々変化する現場での経験を常に蓄積させ、これまでのキャリアで培ってきた知識も活かし、商品部と連携しながら今の時代にフィットした新しい保険商品の開発にも携わっています。

私の担当する企業賠償分野の保険は、最も顕著に世相を表す事故が発⽣しやすく、新たなリスクが出現すればそれに合わせて商品が開発されていく分野です。そのため、新商品の開発時には、損害サービスの専⾨家として現場経験を保険約款のレビューとしてフィードバックするのです。

保険約款の中でお客さまに誤解を与えそうな表現はないか、商品の意図と約款が整合しているか、もしもの事故時にAIG損保として正しくお客さまを⽀えることができるかどうか、時にはアンダーライターとタッグを組みながら厳しい⽬を持って商品開発に参画しています。

31歳の時、企業賠償損害サービスの部署へ異動して当時の部署トップから頂いた「3つの⾦⾔」が今も私の原動⼒です。

ひとつは“百聞は⼀⾒にしかず”です。そして次に“事故の内容を本当に正しく理解しなさい”ということ。そして、忘れられないのが“⼀⽣勉強だよ”という⾔葉です。

「事故は多岐に渡り、法律にしても約款にしても、常に新しい知識を増やしていかないと、この世界では⽣きていけないよ」。と⾔われ、これは今も痛感しています。

特に、グローバルにビジネスを展開されるお客さまが、海外で事故に巻き込まれたり法律の専⾨家を有して訴訟に対応しなければならない事案に対峙した時、法規制はもちろん⽂化や常識が⽇本と異なる地で解決まで⾃⾛するのは⾮常に困難で、私たちの経験による⽀えが必要だと信じています。

⽇本企業が事業をグローバル展開する中で、ある⽇突然、海外から訴状が届くことは想定されるリスクとはいえ、脅威になり得ます。こうした局⾯でこそ、AIG損保の真価が発揮されます。

215以上(※)の国と地域にグローバルネットワークを有し、 約70の国や地域(※)で保険ソリューションを提供するAIGグループの⼀員であるからこそ、現地の法律や慣習、実務を熟知した現地担当者と、⽇本のお客さまの状況や⼼情を深く理解している国内の担当者が密に連絡を取り合うことができるのです。

⼀般的に、海外でこのようなリスクが発⽣した場合、やりとりが単なる「伝⾔ゲーム」のようになってしまう危険性がありますが、私たちならば、現地とのやりとりでも、単純な通訳ではなく、それぞれの国の多様な価値観や、資料だけでは伝わらない現地特有の事情などを⽇本のお客さまが腹落ちできるように単なる⾔語の「翻訳」だけではなく、咀嚼した形での「翻訳」をすることが可能だと⾃負しています。

※2023年7⽉時点の数字となります。

この“翻訳⼒”と国内担当者がイニシアティヴを取り、事案を統括することこそがAIG損保の強みのひとつです。リスクに対する⽇本国内のお客さまの認識と、現地での受け取り⽅にギャップがあれば、なぜそのようなことになっているのかというところまで掘り下げて、そのギャップの背景を含めてお客さまにしっかりとご説明します。

海外の現地で連携するAIGグループ担当者にも、お客さまのご意向となぜそうお考えになるのかをしっかりと伝えます。

そして、いくつかの選択肢を⽰し、そのメリット、デメリットをしっかりとお伝えして、お客さまと⼀緒に合理的な解決の道を探っていきます。

こうした翻訳⼒をお客さまご⽀援の本質として捉え、⽇々のサポート業務が常に私たちの経験として蓄積され、また全ての経験をお客さまご⽀援に還元させていくのです。この繰り返しが、⼀⽣勉強だと思っています。

若尾 俊之(わかお としゆき)
AIG損害保険株式会社
企業賠償損害サービス部⻑兼ファイナンシャル損害サービス部⻑兼海上保険損害サービス部⻑

1996年4⽉旧AIU損害保険株式会社に⼊社。和⽂約款、英⽂約款、国内外を問わず企業系の数々の⾼額且つ複雑難解な事案を担当。また、マネジメントとして指揮をとってきた企業賠償損害サービス分野のスペシャリストであり第⼀⼈者。また多くの新商品や新特約の開発にも深く関わってきたほか、AIG Global ExecutivesとのコミュニケーションにおいてもAIG損保の先頭に⽴ち牽引している。

本記事の内容は、2023年7⽉時点の事実に基づき記述しています。記事内の数値や部署名または⼈材の所属は現在の内容と異なる場合がございます。

無断での使⽤・複製は禁じます。

まずはお話をお聞かせください

AIG損保にコンタクトする