2024年10⽉15⽇ 公開
リチウム電池(リチウムイオン電池)は、安価で、軽く、充電可能などの特⻑から需要は増加しています。しかし⼀⽅で、⾃⼰発熱しやすく、時には熱暴⾛や発⽕に⾄ったり、ある条件下で化学反応を起こしたりする不安定な性質も持っています。すべてのリチウムイオン電池は「クラス9の有害性物質」とみなされ、安全に輸送するためにクリアしなければならない規制が多くあります。リチウムイオン電池の発⽕は特に消⽕が難しく、隣接する貨物やコンテナ貨物全体に急速に⽕が広がる可能性があるため、リスクは深刻です。
AIG損保のマリン・ロスコントロール・エンジニアが、リチウム電池の出荷に関する規制と、メーカーや荷主が考慮すべき点をまとめました。完成品の電池として、あるいは製品の⼀部としてリチウムイオン電池を海上コンテナ輸送している企業、越境ECで海外へ製品を出荷している企業の担当者はおさえておきたい情報です。ぜひご覧ください。
リチウム電池のコンテナ輸送
リチウム電池の海上コンテナ輸送には、どんなリスクがあるのか。そして、メーカーや荷主は、どのような対策ができるのか。
リチウム電池の出荷に関する規制と関連する推奨事項について説明します。