2025年12⽉4⽇ 公開
台湾に拠点を設⽴
台湾に販売を⽬的とした現地⼦会社を設⽴
⼤⼿⼩売企業への販売委託により、売上が好調に推移。台湾での事業拡⼤を⾒据えて現地⼦会社「ITADAKIMASU JAPAN with Taipei」を設⽴することに。
⽇本本社から台湾へ派遣した2名の駐在員と、現地採⽤した3名の従業員とともに、台湾直営店での販売を開始。
台湾に現地⼦会社を設⽴し、⽇本本社から駐在員を派遣することになりました。どのような準備が必要になりますか?
いよいよ積極的な海外進出を実⾏していく段階ですね。国や地域によって異なる現地法令や商慣習に対応していけるよう、⽇本本社が企業グループ全体のリスクマネジメントを実⾏できる⼟壌づくりが必要です。
保険に関しては、企業グループ全体で統⼀された基準に基づく設計を⾏いやすいグローバル保険プログラムを検討すべき段階になりました。
グローバル保険プログラムとは初めて聞きました。どのようなものですか?
グローバル保険プログラムとは、リスクに対して国内のみならず海外拠点も包括的に補償するための保険の仕組みです。
なるほど。どのように進めたら良いですか?
私たちAIG損保では、6つの観点で課題を整理しています。リスク評価、補償条件、コンプライアンス、付保証明、損害サービス、法⼈税および資本です。各課題について評価を⾏ったうえで適切なプログラムを検討していきます。
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マルチナショナル保険プログラムで考慮すべき6つの要素(資料ダウンロード)
当社の現状に適したプログラムはどのようなものになりますか?
⼀般的には海外進出段階に合わせて3つの⽅法がありますが、台湾に拠点を設⽴する現状では2つの⽅法をご提案できます。1つは進出先の現地保険証券(ローカルポリシー)で補償を備える⽅法、もう1つは⽇本本社のグローバル保険証券(グローバルポリシー)でグループ全体の補償をまとめて備える⽅法です。
それぞれの⽅法についてメリットと注意すべき点がありますので、その点を踏まえたご選択をお願いします。
台湾はこれから稼働する段階で、総合的に考えると台湾⼦会社が現地保険証券(ローカルポリシー)を購⼊するのは難しそうです。
そのような事情でしたら、今回は「WorldRisk®」でグローバル保険証券(グローバルポリシー)を発⾏し、台湾⼦会社を追加記名被保険者として補償する⽅法はいかがでしょうか。
ただし、台湾で現地保険証券(ローカルポリシー)を備えないこととなりますので、先ほどお話した6つの観点のうち、コンプライアンス、付保証明、損害サービス、法⼈税および資本には、特にご注意ください。
現地保険証券(ローカルポリシー)を備えない場合のリスクについて社内で議論し認識しました。当⾯はグローバル保険証券(グローバルポリシー)のみで対応し、台湾での事業が軌道に乗り次第、現地保険証券(ローカルポリシー)について相談させてください。
かしこまりました。今回は⽇本本社がグローバル保険証券(グローバルポリシー)を発⾏して台湾⼦会社を追加補償できるよう、現在の「WorldRisk®」の内容を⾒直させていただきます。また、⽇本国内で発⽣するリスクについては、引き続き「ALL STARs 国内賠償」をご利⽤ください。
ご提案内容
「ALL STARs 海外賠償」では、海外ビジネスをスタートさせた企業に向けた補償を提供します。海外における業務の遂⾏(展⽰会への出展を含む営業活動・⾃社製品の設置作業など)や海外に輸出・販売した商品(⽣産物)等により発⽣した対⼈・対物事故による賠償リスクを補償します。
「WorldRisk®」は、海外でビジネスを展開される企業の皆さまを取り巻く賠償リスクなどについて、必要な補償項⽬を選択して加⼊いただけるパッケージ型の保険です。⽇本法⼈である貴社がご加⼊する保険で、貴社の海外所在⼦会社を追加記名被保険者として補償対象とすることも可能です。
- ⽶国・カナダ所在の⼦会社は補償対象とすることができません。
- 海外の国・地域によっては、当該国の営業免許を有しない保険会社による保険提供を禁⽌または制限している場合があります。海外⼦会社を補償対象とすることのメリットと事故対応への制約や保険料税の課税が⽣じる可能性等のデメリットをご理解のうえ、ご検討いただく必要があります。
AIGでは、お客さまのご要望に沿って保険プログラムをご準備いただくべきと考えています。お客さまが選択しやすいように、まずは事業内容や経営戦略を詳しくお聞かせいただき、その内容に沿った可能な選択肢をメリットや注意すべき点とともにご提⽰いたします。
今回の例では、現地保険証券(ローカルポリシー)の有無の選択について、特にコンプライアンス、付保証明、損害サービス、法⼈税および資本の観点でそれぞれのメリットや注意すべき点をご検討いただきました。また、事業内容や経営戦略の変化に合わせた新たな保険プログラムのご準備についても、継続的にご相談いただくことが重要となります。
- この物語はフィクションであり、実在する⼈物・地名・団体とは⼀切関係ありません。
お客さまのグローバルビジネスに、世界基準の知見とノウハウを
経験豊富な担当者が、グローバルリスクマネジメントに関するアドバイスから
グローバル保険プログラムの構築まで、お客さまのニーズにあわせたソリューションをご提供します。
まずはご連絡ください。
B-250433
※この情報は2025年10⽉現在のものです。
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