2022年9月30日
企業向け火災保険の顧客企業向けに、業界初、赤外線サーモグラフィによる電気系統の危険診断調査サービスを開始 AIG General Insurance launches industry first electrical system hazard assessment service using infrared thermography
【東京、2022年9月30日】AIG損害保険株式会社(以下「AIG損保」)は、業界で初めて、企業向け火災保険「企業財産包括保険」の顧客企業向けに、赤外線サーモグラフィを使用した電気系統の危険診断調査サービスを9月30日より開始します。火災時の出火要因は漏電や配線の老朽化などの電気系統によることが少なくなく、被害も大きくなりがちであるにも関わらず、劣化が見えづらいことから対応が遅れがちです。赤外線サーモグラフィの活用で、火災の要因となる部分を可視化し、電気火災リスクの低減に向けたサポートを無料で行います。
当サービス開始の背景
当社の調査では、火災保険の支払いのうち、電気系統を出火要因とするものは、件数ベースでは3割程度であるにも関わらず、支払い額ベースでは半分以上となっており、火災が起こると被害が大きくなる傾向がわかります※1。
一方で、電気系統が出火要因の事故のうち7割が、漏電や配線の老朽化など赤外線サーモグラフィで事前に発見できた可能性がある事故となっています※1。漏電や配線の老朽化による劣化などは目に見えづらいため、赤外線サーモグラフィなどを活用し、可視化することで防止策に結び付けることができます。
サービスの内容
「企業財産包括保険」の顧客企業のうち、ご希望のお客さま※2に提供します。事前の資料提出やヒアリングを行った上で、国際規格(ISO18436-7)に基づく診断技術の資格を有する当社の専門調査員が、専用の赤外線サーモグラフィカメラで診断します。機器の使用頻度や、メンテナンス頻度の最終確認を行い、調査は3時間ほどで終了します。その後、1か月程度で、調査実施箇所や調査項目、結果と起こり得るリスク、その改善策をレポートにまとめてご提供します。当サービスは無料で提供されます。
試験運用にご協力いただいたお客さまからは「法定点検での指摘を見逃しており、気づけて良かった。」「高額機械の故障や火災リスクを防げた」とご好評をいただいております。
AIG損保は、これまでも、お客さまのリスクマネジメントを支援するために、代理店とともに様々なリスクマネジメントサービスを提供してまいりました。これからも、事故や損害を未然に防ぐ支援に向けた事業戦略コンセプト「ACTIVE CARE」に基づき、中小企業など企業の皆さまのリスクマネジメントに役立つ商品・サービスを提供してまいります。
- 2018年1月1日~2021年12月31日に発生したAIG損保の火災事故データより
- 建物や設置機器の状況によりご希望に添えない場合もございます。