地球温暖化に伴う気候変動の影響によって、大雨や豪雨が増加し、水害リスクが高まっています。1時間の降水量が50mmを超える「短時間強雨」の発生回数は、1980年ごろで平均174回でしたが、2007年~2016年の平均は232回と、約1.3倍に増加しています。体感として、最近は大雨や豪雨が多いという印象があるのではないでしょうか?
今回は、水害に備える普段の心掛けについて、4つのポイントを紹介します。普段からの確認や整備が、水害を最小限にとどめる結果につながります。ぜひ、日々の生活に取り入れて、水害のリスクに備えてください。
ポイント1
天気予報や気象情報に気をつける
梅雨時や台風シーズンなど、災害が起きやすい時期は、特に天気予報に注意してください。大雨や洪水などの注意報や警報を見落とさないことが大切です。
ポイント2
防災グッズを準備しておく
非常食や飲料水、ラジオ、懐中電灯などの防災グッズを準備しておきましょう。乾電池も忘れずに用意します。
ポイント3
避難場所や避難経路を確認しておく
自宅や勤務先がある地区ごとに定められた、災害時の避難場所を確認しておきましょう。学校や集会所など、避難場所の位置のほか、安全な避難経路などを確かめておくことが大切です。
ポイント4
家のまわりを点検しておく
大雨や台風に備えて、家のまわりを点検します。強風で吹き飛ばされそうなものはないか、雨戸や窓ガラスが傷んでいないか確認しましょう。家の前の排水溝が詰まっていたら、清掃しておくことも重要です。
出典:
「我が国の水害リスクの現状」(国土交通省)
「水害に備えて」(国土交通省東北地方整備局)