AIGあれこれ

ダイバーシティに取り組むAIGの想い

2021/12/08

AIGが創業当初から大切にしている多様性。時代の変化を取り入れながら推進し、強みとして発揮してきました。本記事ではAIGの多様性に対する考え方や取組みをご紹介します。

AIGが多様性を尊重するのは、なぜ?

AIGでは、グローバル全体で、性別、国籍、性的指向、家族構成、障がいのあるなしなどの違いから生まれる様々な経験を多様性として受け入れ、尊重しながら、最大限に活かす「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(以下、DEI)」の推進に取り組んでいます。これは、社員にとって働きやすい環境を整えるだけではなく、多様な視点からお客さまを深く理解し、リスクの低減を通してお客さまや社会に貢献する企業として、AIGジャパンが掲げる「ACTIVE CARE」の実現にもつながっています。

「ACTIVE CARE」は先進的なテクノロジーやグローバルのノウハウ、国内市場における深い知見を活かしたイノベーションで、「お客さまの“まさか”を未然に防ぐ」支援を行っていくという事業戦略コンセプトです。あらゆる「まさか」を想定し、対応するためには、多様なバックグラウンドに意識が届く自分たちでいなければなりません。「多様性を尊重する」という考え方は、事業ミッション、部門の業務、社員の職務を達成する上で、不可欠な要素なのです。

「トップダウン」だけじゃない。「ボトムアップ」の推進力こそが強み

AIGは、トップダウンとボトムアップの両方の力でDEIの取組みを推し進めています。

トップダウンでは、経営陣を中心とするメンバーで構成されたエグゼクティブ・ダイバーシティ・カウンシルが、インクルージョン促進の戦略を立て、施策の実行や取組みの効果的な運営を推進しています。日本では、日本の経営陣を中心とするDEIカウンシルが日本における同様の役割を担っています。

ボトムアップとしては、同じような関心や経験を持つ社員が手を携え、協力し合うための社員グループ「Employee Resource Group(ERG)」がDEIの活動を自発的に企画・運営。2021年11月現在、35ヵ国以上で10,000人以上の社員が13の分野における130以上のERGに参加しています。

日本では6つのグループがそれぞれ「家庭と仕事の両立」、「女性活躍」、「若手社員のキャリア開発支援」、「LGBTQ+」、「異文化交流」、「障がい」をテーマに当事者のみならず、アライ(Ally:支援者)も一緒になって社内向けイベントの開催や、社外イベントへの参加などの取組みを行なっています。

また会社では所定労働時間のうち月5時間を、このような活動に充てることが推奨されているので、社員は安心感を持って参加することができます。

日本ではこのような活動に全社員のうち約35%にあたる約3,000人(のべ)が参加しており、積極的な活動を行っています。

社員からは「こういった活動に興味はあるものの、きっかけがなく参加できずにいたが、社内のグループであれば…と思い、参加してみた。やってみて良かった。」「ダイバーシティという言葉は知っていても、実際に何をすれば良いのかわからなかったが、社内イベントを通じて、自分に何ができるかを知ることができた」といった声が上がっています。

※現在日本で活動しているグループ:Working Families ERG、Women & Allies ERG、Young Professionals ERG、LGBTQ+ & Allies Rainbow ERG、LACE(Language and Cultural Exchange) ERG、Japan disAbilities & Allies ERG

誰もが成功のチャンスを公平につかめるように

AIGは、「ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(受容)」の定義を拡大して、2020年より「エクイティ(公平性)」を含めました。これは、誰もが成功のチャンスを公平につかめるようにしたいという考えを反映したものです。

エクイティは、全員の障壁が取り除かれて初めて達成することができます。そのためには、まず周囲の人々が直面する障壁や様々な課題を意識的に見つけていく必要があります。AIGはその必要性に対する認識を高め、すべての人が公平に機会にアクセスできるよう努めています。

多様性の大切さを世界に発信

AIGはDEIを社内で推進するとともに、対外的にもその重要性を積極的に発信しています。

2019年からタイトルスポンサーを務める「AIG女子オープン(全英女子オープン)」では、AIGが女性のアライであることを表明。同大会のウェブ動画では、女性アスリートたちが諦めず、困難に立ち向かう姿を描いています。

2018年には、「DIVERSITY IS STRENGTH(多様性こそ強み)」キャンペーンを開始。キャンペーンを通じて女性の活躍推進や多文化共生、LGBTQ+などの性の多様性、障がいを持つ方々の社会活躍などについて理解を深め、多様性を受容し誰もが活躍できる社会を目指すことを、ウェブ動画などを通して幅広く呼び掛けました。ラグビーニュージーランド代表のオールブラックス(男子代表)とブラックファーンズ(女子代表)が出演するスペシャルムービーは国内外で話題にもなりました。

積み重ねた実績が更なる取組みの原動力に

AIGのDEIに対する取組みは、社外からも高く評価されています。これまで積み重ねた実績は、更なる取組みを推進する原動力にもなっています。

【主な受賞・認証獲得履歴】

  • LGBTQ+に関して実施してきた様々な取組みについて、任意団体work with Prideにより選出される「PRIDE指標」の最高位「ゴールド」を獲得(2016年度以降、6年連続)
  • 障がいについての理解促進活動が評価され、東京ボランティア・市民活動センター主催の「第2回企業ボランティア・アワード」を受賞(2017年)
  • 長崎県が実施している「長崎県誰もが働きやすい職場づくり実践企業認証制度」の認証において、「性別に関係なく活躍できる」「ワーク・ライフ・バランスを大切にする」などの点が高く評価され、AIG損保が4つ星を獲得(2017年より)
  • 4年連続で、米国のDiversityIncによる「Top 50 Companies For Diversity」(ダイバーシティに関する取組みに最も積極的な上位50社)に選出

【主な取組み】

  • 違いに関わらず活躍できる組織として、女性管理職の育成・若手社員教育の拡充、障がい者の採用促進など積極的に実施
  • 「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」(事務局:内閣府)への参加
  • 世界自閉症啓発デーや発達障がい啓発週間に合わせて、啓発キャンペーンや勉強会を全国にわたって社内外で実施
  • グループ会社のサポート業務等を行うAIG ハーモニー株式会社(2017年5 月設立)では継続的に障がい者を雇用し活躍の場を拡大
  • 保険業界における「ダイバーシティ&インクルージョン」の推進を目的とした世界的なフェスティバル「Dive In」を協賛。AIGジャパン・ホールディングスは日本の運営委員会の幹事企業の一社として、「Dive-In」の運営に参画
  • ジェンダー・バランス改善を目的としたタスクフォース「Women@AIG」を立ち上げ、採用面接官や採用・昇進候補者、社内外イベントに女性が加わることを必須とする「ジェンダー・バランス・ポリシー」を制定するなど、様々な施策の企画・推進
  • 車椅子ラグビー選手2名を採用し、ダイバーシティ推進者としてパラスポーツとDEIの啓発活動を実施

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