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ニューヨーク発、2009年3月18日――AIG会長兼CEOのエドワード・リディ氏は、本日、米下院金融委員会で開かれた公聴会で、証言を行いました。発言の内容は次の通りです。
カンジョルスキ委員長、ギャレット幹部委員、金融委員会のメンバーの皆さん、ありがとうございます。私たちの最大のステークホルダーである、米国民の皆さんを代表する委員の皆さんに直接お会いする機会を頂き、感謝しています。
私の名前は、エドワード・リディです。6ヵ月前、私は、私の国を助けるため、引退生活から復帰しました。政府の要請で、私は義務を負い、AIGの会長兼CEOとして任務にあたるという非常に厳しい試練に挑戦しています。本日、私は、『誰かからお金を借りた時は、そのお金を持ち主に返す』という一つのシンプルな信念の前に団結している、世界中の11万6,000人の従業員を代表して、皆さんにお話ししたいと思います。
私は、私たちの誰もがこの信念を共有していると確信しています。私は、皆さんと私もまた、本日同じ課題を共有していると信じています。つまり、AIGの問題を解決し、その過程において米国経済を復活させる手助けをするということです。
ここ数日間、米国民の皆さんの怒りを買っているAIGの状況について、率直にお話しさせてください。
私は、AIGが多大な政府支援を受けているということを、誰よりもよくわかっています。実際、私たちは、私たちが受けた公的資金をうまく管理しなければならないというだけでなく、米国納税者の皆さんの我慢も限界に近づいているということも認識しています。
報酬問題の件では、皆さんの我慢が極限に達しています。私自身としては、私たちの事業環境、そしてより節度のある報酬システムを求める大統領の要請の両方について、留意しています。
同時に、私たちは、政府に対し最大限の返済をするため、米国納税者の皆さんを代表してAIGを運営しています。私たちは、一つの優先事項を心に留めて、全ての決断を慎重に行っています。それは、その決断の実行が政府への返済の助けとなるか、ならないかということです。
私たちの財政問題の根源となったAIGファイナンシャル・プロダクツ社(保険部門とは異なる金融サービス部門に属するAIGの子会社)が保有するポートフォリオで、私たちは1兆ドル以上の持高を縮小しました。にもかかわらず、そのポートフォリオは1.6兆ドルという非常に莫大なリスクを引き続き含んでいます。米国納税者の皆さんにとって財政的損失となる見込みが潜在的にとても大きく現実的なものとなっているため、私たちはこのビジネスを終焉へ向けて縮小しています。
その間、過度なリスクの発生を避けるため、AIGは、適切な人材を確保するための報酬システムに基づき、社員への残留手当てを実施しました。この支払いは、多くのAIGの問題の原因となったAIGフィナンシャル・プロダクツ社の社員に対して行われました。米国民の皆さんはこう尋ねます。「なぜ、この人たちに支払ったのか?」
私の回答はこの通りです。私は、このビジネスの制御不能な崩壊を避けようとしています。米国納税者の皆さんに対する迅速、かつ完全な返済へ向け、AIGの支払い能力を改善するには、これしか方法がなかったのです。また、これが、米国政府がそれを回避するために支援を実施した、経済におけるシステミック・ショックを避けるための唯一の方法だったのです。
もし私が当時CEOであったら、間違いなく、一年前に設定された残留特別手当に関する契約を承認することはなかったでしょう。このような支払いをすることは非常に不愉快です。しかし、私たちは会社へのリスク、すなわち財政システムと経済に対するリスクが極めて高いと結論づけたのです。
それはそれとして、この数日間、米国民から大きな声ではっきりと批難の声を聞いています。AIGに多大な財政危機を生じさせた、まさにその部門の社員に、多額な支払いをするのは、米国納税者として、理屈的に納得がいかないという声です。
これを受けて、私は本日AIGファイナンシャル・プロダクツ社の社員に誠意を持ち、正しいことをするよう求めました。特に、10万ドル以上の報酬を受けた社員に対して、少なくとも支払いの半分は返却するよう求めました。
すでに全額返済すると申し出てきた社員も何人かいます。
今日私たちが取っているアクションは、ニューヨーク州のクオモ司法長官を含む数々の関係者と議論した結果です。今後、私たちは、社員が報酬の返済に協力するよう努めていきます。また、私たちは、議会と米国民の皆さんに、進捗状況についてお伝えしていきます。
明らかに、本日、世間の怒りが頂点に達している中で、この会が行われています。私もその怒りを分かち合っています。約37年のビジネス経験の中で、資本主義の良い側面を見てきました。過去数ヵ月間以上、AIGがここ数年どのような経営を行ってきたかを見直してきた中で、資本主義には悪い側面もあるということがわかってきました。
AIGで起こった過ちの大きさは、誰も想像することはできなかったでしょう。最も深刻な過ちは、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)ポートフォリオで、それがAIGの流動性の危機を招き、最終的に莫大な担保請求の対象となりました。
私は、AIGが米国政府の財務支援を受けることになった後、昨年の9月に、AIGを統率することに同意しました。連邦準備制度理事会と米国財務省に対して、支援のために軒並みならぬ尽力を頂いたことを、同僚を代表して、感謝申し上げます。それにより、私たちは雇用を守り、ビジネスを継続し、健やかな生活を保証するという保険に頼っているご契約者を守ることができました。
私たちは、中核となる事業の価値を最大化するためのビジネスプランを早急に進めています。そして、それは、米国納税者の皆さんへの返済額を最大にすることに他なりません。私たちAIGは、皆でこれを達成すると信じたいと思っています。私はAIGを統率して6ヵ月になります。皆さんに申し上げたいのは、今日、AIG社員は米国納税者の皆さんのために、この問題を解決しようと必死に努力しているということです。
そして、私たちは皆さんの助けが必要です。私たちは、米国連邦議会の支援が必要です。そして、もし、共にこれができれば、私は、以下の2つの非常に大切なことを達成できるという自信があります。
● 政府に対するAIGの負債の返済を最大限実行する。
● 私たち皆が望んでいる経済の回復へ向け大きな足掛かりとなるAIGの状況を解決する。
議長、これをもって、私は、私の証言と他のいくつかの追加資料を、公聴会の記録に含んでいただけるようお願いします。そして、喜んで質問にお答えいたします。ありがとうございました。
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